担任だけじゃない、学校の色々な相談先
そんな声をよく耳にします。
学校の中の頼れる人について、ここでは代表的な窓口を紹介します。
学校で相談できる主な窓口と役割
管理職(校長先生や教頭・副校長先生など)
まず、校長が特別支援教育実施の責任者として、学校の体制を整える役割も持っています。
保護者の相談に応じながら、必要に応じて個別の計画づくりを進め、教育委員会や医療・福祉機関との連携を整えるリーダーです。
管理職として、教頭(副校長)もいますし、管理職ではありませんが、主幹教諭・教務主任などの先生も相談に乗ってくれます。
特別支援教育コーディネーター
校長に指名され、保護者からの相談窓口となります。
家庭と学校をつなぎ、必要な支援や配慮を一緒に考えてくれます。
校内委員会・校内研修の企画運営や、関係機関との連絡調整も行っている校内での支援体制を整える入口のような存在です。
養護教諭(保健室の先生)
保健室を拠点に心身の健康を支えてくれます。
学校生活での配慮を一緒に考えてくれることも多く、安心できる居場所づくりをともに考えてくれる存在です。
スクールカウンセラー(SC)
臨床心理士や公認心理師など心理の専門家です。
子どもの心のケアや、保護者の子育て相談に対応してくれます。勤務は週1日や月に1回のことが多いため、学校に問い合わせをしてみましょう。
スクールソーシャルワーカー(SSW)
社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持ち、家庭や地域の橋渡しを行います。
福祉制度や地域支援の情報に詳しく、経済的・環境的な課題を相談することができます。地域の学校を巡回しているため、来校日を確認すると安心です。
学校はチームで子どもを支える
学校には、担任以外にも多くの専門職が関わっています。
誰に相談したらよいか迷ったら、まずは担任に声をかけ、そこから相談したい先生への面談の予約等につないでもらうのもおすすめです。
ただし、担任へ言いにくいときには、他の先生へ直接連絡して相談予約をお願いすることもできます。
また、SCやSSWの先生につながっていると、子どもの授業中の様子を見てもらい、そのまま保護者に伝えてもらえることもあります。複数の人の目があることで、子どもも大人も安心できますね。
まとめ
「相談できる先生が誰かを知っている」ことは安心につながります。学校のチームをうまく活用しながら、必要に応じて外部の相談窓口も利用してみてくださいね。















